古川令

パラフィンワックスの汚れ落とし

 年齢と共に手が乾燥するようになり、ファンニングパウダーからパラフィンワックス(ロウ)に変えた事、ロウで気になる汚れ落としに、マーカ・テンドーさんのペットボトルの蓋のアイデアなどはご紹介しました。しかし、細かな汚れは落とせないので、必ずしも満足できていませんでした。今回、画期的な方法を見つけましたのでご紹介します。

 汚れにくい方法としては、パラフィンワックスを薄くむらなく塗る事ですが、それでも汚れは生じます。ワックスの特徴と使いやすさ、汚れにくさを調べていると、ワックスの塗り直しという作業が必要になってきました。アセトンで落とせないかなどを試している中で、今回の画期的な汚れ落としの方法を見出しました!

 

 方法は極めて簡単です。ヘアドライヤーでカードを温めてから、ティッシュペーパーでこすると、カードの汚れがすべてウソのように簡単にとれます。ドライヤーの熱でワックスが柔らかくなり、簡単にこすり取れるという事です。ジャンボカードでの例を写真で示しましたが、くるくるドライヤーがお勧めです。汚れを落とした後で、塗りなおして完成です。

 

 この方法の特徴は、小さな汚れまで完全に落とせる事で、さらにワックスそのものを完全に除去する事も可能です。従って、ワックスからファンニングパウダーに変更するなども可能になります。
 マジックと同じで、タネを知れば当たり前の事かも知れませんが、従来の物理的な方法では完全に汚れは落とせません。

 

 私はオリジナルに対する意識が強いのか、少なくともミリオンカードにおいては、教えられた事をそのまま行う事はよしとしません。ファンプロダクションや1枚出しなどの基本技法も自分なりに改良しましたし、ファンニングパウダーの効率的な方法も考えてラビリンスでご紹介しました。今回、ロウの汚れ落としの方法を開発できた事で、ようやくロウ使用者としての居場所ができたような気がします。実際にやってみると気持ち良く汚れがとれますので、是非「古川方式」としてファンカードやミリオンカードでロウを使っている人に広めて頂ければと思います。

カードのバックのデザインについて        次回 ≫