平川一彦

マーロー・ライブラリー 4
1950年代 (2)


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Coining Magic

Edward Marlo, 1957, P.40,Soft Cover.
Ireland Magic Co.


挿絵51カットのこの小冊子は目次が無く、3ページから23ページまでは“ペーパー・アンド・コイン”で、ペーパーに包んだコインを消失させたり貫通させたりのトリックです。
“Copper-Silver Paper”が面白いです。
24ページからは有名なCoin Boxのトリック、“S.O.C.”ルーティーンが解説されています。
私はこの本でこれも有名な“スパイダーバニッシュ”を覚えました。 
 



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Faro Shuffle(Revolutionary Card Technique)

Edward Marlo,1958, P.36,Soft Cover.
Magic Inc.


この本は29項目の種類と72カットの挿絵で構成されています、ファローシャッフル ―またはウィーブ(Weave)シャッフルとも言う― を行うための様々のテクニックの他にエキスパートはもちろんビギナーにも役に立つ新しい方法も紹介しています。

先ずはじめに、カードを交互に噛み合わせる方法として、トップからボトムへと ボトムからトップへの二つの方法を説明しています。
次にファローシャッフルに使用するインシャッフルと(In Shuffles) アウトシャッフル(Out Shuffles)を説明して、それから各項目を 解説しています。
少し詳しく言うと、"イン・シャッフル"はトップカードがトップから2枚目に、 そしてボトムカードがボトムから2枚目にその位置を変えます。
"アウト・シャッフル"はトップとボトムカードの位置は変わらないで、このシャッフルを続けて8回行うと、 デックは一番最初の順番に戻ります。
以上の事柄から始まり、その後にファローシャッフルの様々のテクニックを解説しています。



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Faro Notes(Revolutionary Card Technique)

Edward Marlo,1958, P.74,Soft Cover.
Magic Inc.


新シリーズの"ザ・ファローシャッフル(the Faro's Shuffle)"では イン・シャッフルとアウト・シャッフルのカードの位置が違う事と、 デックを8回アウト・シャッフルすると元の順番に戻る事が書いています。
この"ファローノート"は前シリーズで書き残した事、つまり52枚のデックではなく、 例えば26枚とか20枚のカードの時には、アウトシャッフル、 またはインシャッフルを何回すれば元の順番に戻るかを、また特定のカードをファローシャッフルで パフォーマーの希望する位置にコントロールする効果的な方法を、そしてファローシャッフルをするには難しい方程式ではなく簡単な計算を必要とする事などを、33種類の項目に分類した挿絵の全く無い解説書です。
先に"ザ・ファローシャッフル"を学んで、その後に"ファローノート"へ進むことをおすすめします。



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Card Fan Productions

Edward Marlo, 1958, P.24,Soft Cover.
Magic Inc.


マーローが序文で、「カードファンを連続的に指先に作り出す方法を完全に解説した本は今までに1冊も見当たらない」と言っているこの15カットの挿絵の著作は、いわゆる“ミリオンカード”の解説書です。
“手順”とか“ファンの出し方”を単に解説しているのではなく、言葉では、上手く言い表わせませんが、1つの動作の中の大切な部分を論理的に解説しています。 
 
 



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Seconds・Centers・Bottoms(Revolutionary Card Technique)

Edward Marlo,1959, P.142,Spiral Bound.
Magic Inc.


タイトルを見ただけで、全てフォールスディールの本だと分かります。 内容はデックの基本的な持ち方とディールの方法から始まり、これに関する多種多様な事柄を104種類の項目と239カットの挿絵で分析した研究論文です。
解説は何故かボトムディール、セカンドディール、そしてセンターディールの順になっていて、ボトムディール関係は33種類 セカンドディールは36種類、センターディールは35種類となっています。
フォールスディールをより深く学びたい人は、この本1冊で十分だと言っても過言ではありません。 内容の充実さには驚かされます。
本の中でマーローは、セカンドディールとボトムディールとでは 左手のデックの握り方が違うという事を言っています。



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Marlo Meets His Match

Edward Marlo, 1959, P.32,Soft Cover.
Ireland Magic Co.


8カットの挿絵で解説されているこの小冊子は、1945年に出版されたマーローの“Matcho”というカードトリックに、その後、同じ内容の別のトリック20種類を加えて1959年に出版されました。
内容は、カーディシャンと客とのカードが一致してしまうというトリックで、特に素人には受けます。 
 
 
 



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Riffle Shuffle Systems

Edward Marlo, 1959, P.104,Spiral Bound.


これは全て上級者向けのテクニックの本で内容は、一言で言うと、“フォールス テーブル リフルシャッフル アンド カット”で、その方法が101項目に分類されていて、読み易く解説されています。
私がこの本の存在を知った時は、すでに絶版になっていて、それから40数年経って、やっとそのコピーを手に入れた私は、この上もない幸福を味わいました。  
 
 
 

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