平川一彦

パンドワー
第8回
ザ・ディミニッシング・オァ・インラージング・カードケース

  1. ここでは色もデザインも普通のカードケースと同じデックが入っているミニチュアカードケースが必要です。これらはバイスクルカードのブランドで手に入れる事が出来ます。<写真1>は、その小さいカードケースをまさに右手の天海パームの位置に持っているのを示しています。
    言うまでもなくミニカードケースを<写真1>に示した段階にするには、まず最初に<写真4~6>、又は後記「ケースドスイッチ」の<写真8~10>で示したように必要とする段階を終えなければなりません。

    写真1
    写真2
    写真3
  2. キック・スイッチ・アクションは、さらにまたミニチュアデックを客から見た<写真2>のように持った形を除いて、後記の「ケースドスイッチ」<写真10~13>までのようにして行います。
  3. 写真4
    写真5
    写真6
    写真7
  4. <写真2>の段階で両手の指は、ピッタリとくっつき合っていますので小さいカードケースは見えません。次に両手をゆっくりと離して<写真3>のように小さいカードケースを見えるようにします。カードケースの全サイドを示して、もしそれを調べさせたいと思うならそのケースをテーブルにトスします。
  5. もちろん<写真1~7>まで示したキックスイッチの動作を単に繰り返すことで、ミニチュアカードとケースが普通サイズのケースになることも可能です。

“Marlo’s Mgazine” Vol. 3 P.279~283


ケースド・スイッチ

  1. パフォーマーは普通のデックと後で使いたいと思っている特別なデック(例えば、セットしたデック、ミニチュアデック)を持っていると仮定します。両方のデックは同色、同デザイン、そして全く同じカードケースです。 その特別なデックは、そのケースの楕円形の口(オーバルオープニング)がある側を上に向けて、つまり、ケースの裏面を上に向けて膝に置いておきます。
  2. パフォーマーは今まで演じていたデックをそのカードケースに入れて、そのオーバルオープニングの側を上に向けて、しかもそのエンドを上方にしてパフォーマーの前のテーブルエッジ近くに何気なく置いておきます。そして今まで演じたカードトリックについて客と何か話しをします。この時にパフォーマーの手の位置が重要です。
  3. つまり、左手はその指先をテーブルの端に付けて右手はデックを取るために膝に何気なく落として、デックを天海パームまたはマーローパームのどちらかの位置に持ちます。それから右手を上に上げて、その指先もまたテーブルの端に付けます。全体の位置は<写真8>のように、テーブルのカードケースはパフォーマーの前のテーブルの端近くに置いてあり、他のカードケースは右手に天海パームされています。
  4. 写真8
  5. ここでパフォーマーは現象を行わないと言う事を覚えておかなければいけません。したがって次のアクションは決して強調しないことです。つまりパフォーマーは、今からカードマジックを行うと言う様子を客に示さないという事です。それはその現象にいかなる解説も決して加えないで、あたかも、ただ単にデックを取り上げたかのように行います。
  6. 両手をテーブルのデックの方へ動かして両手をカップ状にして、さしあたり、デックの周囲をカバーします。左手の4本指は右手の4本指の上に重ねます。
    左手の親指は左手の人差し指に密着しておきます。右手の親指は前方からは見えませんし、またテーブルのカードケースを取り上げる手助けをします。 右手の指先、特に薬指の指先は、ほとんどカードケースのアウターエンドに触れています。
  7. <写真9>はこの段階でパフォーマーから見たところです。もし客が見ているとすれば<写真10>のようになります。

    写真9
    写真10
  8. 次に右手の薬指はカードケースのアウターエンドを内側にキックします(キックアクション)。
    結果としてそのカードケースはテーブルから膝にキックされます。
    <写真11>はテーブルカードケースがテーブルからキックされている動作を示しています。左手の4本指は右手の指の前にあり、この突然のキックアクションをカバーしています。
  9. 写真11
  10. キックアクションに続いて直ぐに右手の親指は、天海パームしたカードケースをその右手の指にカードケースのアウターエンドが触れるまで、その右手の下で右手の指の方へ弧を描くように、あるいは軸回転で動かします。こうすると右手の指はボトム(ケースの表面)に、右手の親指はトップ(ケースの裏面)に付いてカードケースのアウターエンドを握っています。この最初の軸回転アクションは再びパフォーマーから見た<写真12>に示されています。前から見た状態は、すでに示した<写真11>に少し似ています。
  11. 写真12
  12. <写真13>の軸回転アクションはカードケースの下側で<写真14>のように、最後は両手の指をカードケースのそれぞれのエンドに付けて、両手の親指をカードケースのバックに付けて終わるカードケースにスイッチするまで続けます。
  13. 写真13
    写真14
  14. 前から見るとテーブルのカードケースをただ単に持ち上げて、そして現在は<写真15>のように持っています。
    <写真15>の状態になるやいなや、二つの選択があります。一つは、多少カードケースをもてあそんで、それからテーブルに戻します。その後、同じ動作でこのカードケースを単に持ち上げてスイッチを完成させます。
  15. 写真15
    写真16
  16. 二つは、<写真15>に示した状態のデックでパフォーマーから見た<写真16>のように、左手はカードケースの左エンドを持ったまま、右手はカードケースのフラップを開けるためにその右エンドの方へ動かします。この段階で両手はカードケースをテーブルの表面から少し上げています。
    最後に右手の指と親指でカードを取り出して、それから覚えているどんなルーティーンや現象にも入っていけます。

“Marlo’s Mgazine” Vol. 3 P.279~281


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