氣賀康夫

枚数を多く偽るフォールスカウント
False Count to Show More Cards than What You Have


    <解説>
    フォールスカウントには幾つかの種類がありますが、一番よく知られているのは、カードの枚数を実際より少なく偽って数える技法でしょう。 かっては、グライドを活用するその目的の手法がよく知られていましたが、現在、枚数を少なく数える方法として一番ポピュラーなのはバックルカウントでしょう。バックルカウントの応用であるプッシュオフカウントという技法もなかなか優れています。
    ところが、カードの枚数を実際より多く偽って数える技法はあまり多くありません。これまでに幾つかのそのような目的の技法が提案されてきていますが、ここでは、その中で最も自然な方法をご紹介しておきたいと思います。「そんな厚かましい方法で観客をだませるのか?」と疑問に思われるほど狡い方法ですが、奇術では厚かましい方法ほどかえって怪しまれないという意味合いがあります。ぜひご研究ください。





第12回              最終回