土屋理義

マジックの切手
第2回

近代奇術の父―ロベール・ウーダン

 フランス人・ロベール・ウーダン(1805~71)は、当時の奇術師が魔法使いのような服装をしていたのを、上品でスマートな夜会服に改め、布をかけて下に品物や助手を隠していたテーブルをやめて普通のテーブルにし、舞台の照明を明るくするなど、近代的なスタイルにしました。このような改革によって、ウーダンは「近代奇術の父」と呼ばれています。中でも1847年に6歳の息子を助手に使って演じた「人体浮揚術」は傑作と言われています。

「ロベール・ウーダン死去100年」(フランス)

(1971年)
無目打

ロベール・ウーダンのイラスト


初日カバー (切手発行日に作成する記念カバー)

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