インターナショナルFISMの受賞者、マッシュ・ビッチの独創的なカードの復活です。1970年代はエドワード・マーローのカードの復活が人気を呼び、1980年後半にはその概念を大きく変えたカードの復活がデビット・リーガルによって発表され、1993年にはクリス・ケナーが考案したカードの復活がデビット・カパーフィールドによってTVで演じられ、世界中のマジシャンに驚きを与えました。そして、マッシュ・ビッチによってその壁を超えるTNRが考案されたのです。
TNRは、過去に発表されてきたカードの復活における難点を超えるだけでなく、全く異なるクライマックスが加えられています。
効果
観客に1枚のカードを選んでもらい、そのカードを当てますが、間違ったカードです。
そこで、このカードを4枚の破片に破きます。4枚の破片の内、2枚の破片を指先に持ち互いの破いた縁を接近させるとピタリとくっつきます。
もう1枚の破片を指先に持ち、半分にくっついたカードに近づけると、この破片も互いに破かれた部分が接合されます。残り4分の1も合わせるとまるで吸い付けれるかのようにピタリとくっつき1枚のカードに復活します。
そして、最も信じられない事はカードを表向きにすると客の選んだカードに変わっているのです。カードは客に手渡し、破いたカードの4辺が復活している事と確かに自分で選んだカードである事を確認してもらいます。
もし、デビットがこの方法を先に見ていたら、すぐにもTNRをTVで演じたかもしれません。マジシャンもため息をついて驚く復活と変化のダブルクライマックスは、観客をこれまで以上に驚かす最高度のイフェクトです。
演技解説はクリス・ケナーがステップ・バイ・ステップで見てわかるように詳細に解説しています。DVDで明かされるトリックの緻密でかつ熟慮され、しかも創造的な秘密に驚かされます。
明らかにTNRは強力な印象を与えるワンランク上をゆくカードの復活です。勿論、他の復活を演じている方には、第2弾としてTNRをクライマックスのレパートリーとする事もできます。
もし、初めてカードの復活にトライする方には、TNRがこれまでの方法と違って簡単に演じられ、その大きな効果の恩恵を得る事ができます。
特徴
※全く異なったカードを客の目の前で破き、目の前で復活させます。
※カードの破片は裏向きで1枚ずつ復活されます。
※破片は観客のカードでない事を見せながら復活させます。
※破片はすり替えることなくダイレクトに接着されます。
※カードは表向きにするだけで観客のカードに変わっています。
※復活したカードは最後に相手に調べさせます。
- ※TNR・DVD1枚
- ※演技解説:約1時間20分
- ※言語:英語
難易度 | 初級〜上級 |
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場 所 | クロースアップ・ストリート・パーティ |
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原 題 | TNR |
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