スリーカードモンテのカードテレポートです。常に新しいアイデアに挑戦するゴードン・ビーンの傑作のひとつです。
<効果>
スペードの『A』、『2』、『3』の3枚のカードを見せます。『A』と『2』を表向き、『3』だけを裏向きにします。『3』のカードを右手で抜き出し『3はどこでしょう?』と尋ねます。誰もが『右手のカード』と答えますが、右手のカードを表返すとそれは『2』のカードです。裏向きの『3』は手元に移っています(現象1)。
『もう一度見せましょう』と言って、再び裏向きの『3』を右手で抜き出します。このカードは残りの2枚には近づけません。しかし、カードを表向きにすると今度は『A』に変化しています。そして、『3』はいつの間にか手元に戻っています(現象2)。
『では、もっと分かりやすくしましょう』と言って、『3』のカードを裏向きのまま相手の上着の襟に挟みます。手元には『A』と『2』しかない事を見せます。『A』を裏返して相手の手に置きます。残った『2』のカード(この間もずっと、表を見せたままです)を自分の胸ポケットに半分ほど差し込みます。手に乗せたカードを表向けて『A』である事を見せます。胸ポケットのカードは…何と『3』になっています!そして、相手の襟に挟まれていたカードは『2』になっています(現象3)。
あまりにも不思議な移動に、相手はカードを調べたくなるでしょう…オーケーです。3枚のカードはこのまま相手に渡せます。
<特徴>
これ以上の構成はないほど優れた手順です。研究に研究を重ねて何度も改良された最終形です。テーブルを使わず立ったままで見せられるように工夫されています。リセット(再度、演技の準備をする事)も簡単です。
※演技に必要な用具一式と日本語説明書のセット。
※カードはバイシクルポーカーサイズを使用しています。