1972年にラルフ・マキャビーによって考案されたこのリングは、クロースアップで演じるリンキング・リングの中でも傑作と称されています。
このリングの最大のポイントは相手が持ったリングを繋げたり外したように見せられる事と、リングをそのままテーブルに並べて見せられる事です。
また、手順の美しさも特筆すべきものがあります。
<効果>
3本のシルバーリングをテーブルに並べます。
リングは手や指で隠したりせずにオープンな状態で並べます。
両手で1本づつリングを取り上げ、2本のリングを揃えて相手の指先で持ってもらいます。
リングを持たせたまま片方のリングだけゆっくりと動かすと、2本はひとりでに連結しています。
もう一度、相手に2本のリングを指先で持ってもらいます。
片方のリングをゆっくり上下に動かすと、今度は2本は分離してしまいます。
次に、両手に1本ずつリングを持ってお互いを擦り合わせます。
すると2本が触れ合っていた所からリングが繋がっています。
この時2本のリングは一度も指の陰に隠れません。相手が見ている中で繋がります。
繋がったリングは指先にぶら下げた状態で見せます。
さらに鮮やかな連結が続き、3本全てが繋がった状態で片方の指先に持ちます。
3本のリングそれぞれに指を通し、オリンピックの輪のような状態で見せます。
いよいよクライマックスです。
リングを片手で見せたままで、突然パチンと何かが弾けるような音がします…その瞬間、3本のリングは各々3方向に分離しながら指先にぶら下がります!
まるで魔法を解き放つかのように、リングはひとりでに、しかも相手の見ている目の前で3本同時に分離します!
そして1本ずつリングを見せます。
場合によりリングを相手に渡して調べてもらう事もできます。
<特徴>
リングは職人による繊細な技術で製作されたハンドメイド。
シルバーニッケルを削り、美しいつやが出るまで丁寧に磨きをかけた芸術品です。
光が反射した時の美しさとデザイン性の向上を図る為に、わざわざ手間のかかる波状の曲線ライン加工を全てのリングに施してあります。
日本語説明書ではテーブルに座った状態で演じる方法と、立ったままで演じられる方法が解説されています。
※ギミック、日本語説明書、解説DVD(英語版)のセット。
※リングの内径は約67mm、幅は約3mmです。