ボナ植木

◎思いやり理論2
~観客にとってそれは見やすいか?~

これはマジックで使用するものが座っている観客に見えやすいかどうかを考えてみるということです。

サロンに限らず少し大人数のクロースアップマジックでも、カードをテーブルに直に置くのはあまり見栄えがよくありません。
カードを1枚ずつカウントして、やむなくテーブルに置くにしても手にしたデックから1枚とり少し前に傾斜させて、置いていくと、カードの裏面が見えて置いているのがわかります。
フラットに置くと薄いものですので存在感がありません。

もちろん演技するマジックによりますが、可能ならば選んだカードやデックはワイングラスなどにいれるのがいいでしょう。
あるいはデックをグラスの上に平らに置いても観客には親切ですね。

写真は卓上カレンダーのケースを利用しています。

写真1

お客様が選んだ2枚を見せるためには、親切ですね。

また新聞の復活でも目立つ記事あるいはわかりやすい広告の新聞を用意しましょう。

写真2

同じ新聞が元にもどったとわかりやすいからです。
私は家で新聞をとっているのでいい広告があった場合、翌日、新聞販売店にいき複数もらってきます。

とにかくお客様が見やすいか、認識しやすいかを常に考えておくことが大事なのです。
それが思いやりなのです。

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